ジョルダンの旅ブログ

旅行ではなく旅が好き。 TOURISTではなくてTRAVELERです。 仕事をしながら時間を作っては 世界のあちこちを旅しています。 秘境・廃墟・絶景や、 その土地での人・文化・伝統との出会いを求めています。 これは旅をテーマにしたBLOGです。

目の前は北朝鮮!ソウルからDMZ(軍事境界線 非武装地帯)を旅した話と中国地方民のジレンマの話

ヨーロッパを中心にこれまでたくさんの国を旅してきた。

 

ただ、社会人になるまでは、本土から一番近い韓国へは一度も行ったことがなかった。

 

韓国であれば最悪1泊2日で行って帰ってこれる。

 

そこで、3日間の休みを使ってソウルを旅してきたので、

 

今回の記事はソウル旅である。

しかし、ソウルといえばフォトジェニック。

女の子受けするものが多いが、あまり興味がないので、

また違った視点からソウルを旅してきた。

 

中国地方に住む人のジレンマ】

ソウルのことを書く前に中国地方に住む人のジレンマについて書く。

特に広島や岡山に住む人にとって韓国行きの飛行機がとても不便な時間しかない。

 

《エアソウル》        大韓航空

広島発  11:30       岡山発  10:40

ソウル着 13:10       ソウル着 12:25

 

ソウル発 09:10       ソウル発 08:05

広島着  10:30       岡山着  09:35

 

ひどいのはソウルの出発時間である。

朝早すぎなのだ。

国際線は、空港に2時間前に着くように行くようになるので

実質広島発着だと午前7時、岡山発着だと午前6時には空港に着くようにいかなければならない。

ソウル市内から空港までは地下鉄で40分ほどかかるので、

逆算すると日が昇る前に宿を出発するようになる。

これは不便である。

だからと言って、便数の多い福岡や関西から出発するにしても

新幹線移動が面倒くさい。

滞在時間を短くしてでも費用を抑えるか、

滞在時間を重視して福岡か大阪から出発するか、

非常に悩ましい問題である。

そういった意味で、中国地方民のジレンマである。

ローカル空港の定めなのだ。

 

僕はどうしたか。

滞在時間も長くとりたいし、でも福岡や大阪に行って帰るのも面倒くさい、

そのため、

広島出発(RS)からの福岡着(LJ)で飛行機を予約した。

 

航空会社が異なるので、チケットは別々での購入になったが、それでも往復約

万と安かった。

 

【いざ、ソウルへ!!】

飛行機が決まり、ソウルへ向かう。

※エアソウル(RS)はLCC(格安航空)だが、飛行機のシートには大分ゆとりがある。また、機内食はなく、飲み物は水かオレンジジュース。

 

AREXという空港からソウルまで出ている鉄道を使った。

※AREXの中はこんな感じ。日本の新幹線のような雰囲気。シートも広い。

 

日本人ばかりである。

※ソウル駅。ソウルの地下鉄はとにかく階段を降りていく。キャリーバックなどの荷物をたくさん持っているとかなり面倒くさい。

 

宿はホンギク大学駅の近くでとった。

大学の近くということで、若者向けのおしゃれカフェや雑貨屋さんがたくさんあった。

移動は基本的に地下鉄になる。毎回チケットの購入が面倒なので「T-MONEY」カードというSUICAICOCAのような交通カードをコンビニで購入。

 

一番にぎわう明洞エリアは東京の新宿のようなところである。

日本語表記も多い。

とにかく人が多い。

 

 

宿に戻って次の日の計画を練った。

宿主さんと話しながら何をするか考えた。

 そこにあったのは

DMZツア

DMZ

聞きなれない言葉である。

調べてみるとこんな感じ。

 

DMZ(非武装地帯)

1953年の朝鮮戦争休戦以降、韓国と北朝鮮軍事境界線

全長240kmにも及ぶ。2017年にこの境界線を越え脱北者が出たとのことで日本でもニュースになった。

朝鮮戦争時代、朝鮮が秘密裏に韓国までのトンネルを4か所くらい掘っていた。そのトンネルも見学することができる。

写真撮影に関しては非常に厳しい。

DMZに入るだけでもパスポートの提示が必要になる。

かなりの緊張感があった。

 DMZの受け付けがある。

個人での参加はNG。

ツアー参加のみ許される。

 展望台からの写真。

奥に見える橋を渡るとDMZである。

厳重なチェックを通過し、いざDMZへ。

 

 平壌行きの鉄道の駅もある。

 

※都羅(トラ)展望台

 韓国最北端の展望台。

 望遠鏡越しに北朝鮮が見える。

耳を澄ますと北朝鮮っぽい音楽も聞こえてくる。なんか、社会主義の国によくあるような耳が痛くなるようなあの音楽。。。

 

 

北朝鮮が秘密裏に作っていたトンネルの見学。

※自販機はもう日本のもの

 

写真があまりとれなかったから、これにてDMZツアーは終了。

僕は現地のツアーに参加したが、日本の旅行会社もDMZのツアーを手配しているようだ。

気になった方はぜひ調べてみてほしい。

 

ソウルに帰った。

夕方からは、ソウルの京都といわれる仁寺洞を歩いた。

昔ながらの雰囲気がいいです。

雨の景福宮

 

ゲストハウスで出会った方と焼き肉。

 

ここでお伝えしたいことは、韓国は出てくる料理がほとんど二人分からで作られている。だから、一人で焼き肉なんて考えた日にはお金も食料も2倍必要になるから、食事に関しては友達を作っていくことをお勧め。

 

 

以上一人ソウル旅。

DMZのおかげもあって、予想以上に楽しかった。

ただ、街並みは新宿のようなエリアなので、外国感はない。

おそらく、少し遠くの県に初めて足を運んでみると同じような感覚になるのだろう。

まあ、今回伝えたいことは、韓国でも過ごし方によって楽しみ方を変えることができるよ、ということ。

それはそうと、地下鉄に乗ったとき、

上写真のようなCMが流れた。

"DOKDO HAS BEEN RECORDED AS KOREAN TERRITORY SINCE ANCIENT TIMES.(大昔から、独島〈竹島〉は韓国の領土ですよ)"

と英語で流れていた。

いろんな国の観光客が使う地下鉄のCMでこんなものを使うとは。

大胆です。韓国様。