人生で1度も旅行会社を使ったことがなかった僕が1年間旅行会社に勤めて感じること ※就活生必読?!
旅行を計画するとき、僕は人生で1度も日本の旅行代理店などに行ったことがなかった。
全部ネットで飛行機もホテルも予約できるし
代理店でチケットの手配をするとなると手数料がどうのこうのとかいろいろ面倒くさそう。時間もかかるし。
旅先でも必要であれば現地の代理店で日帰りツアーなんかをパパっと手配してもらえるからだ。
旅行会社なんて特に数年後には人間がロボットやネットに取って代わる仕事だと思っていた。
そんな僕は今、その旅行会社に勤めているわけだが、
代理店の存在意義なんかを最近は感じるようになった。
いろんなお客さんがいて、それぞれ要望が異なる。
中には「ネットですれば安いのに」と思うこともある。
今回は就活生向けの記事である。
「人生で1度も旅行会社を使ったことがなかった僕が1年間旅行会社に勤めて感じること」
がテーマの記事である。
今の会社に入社して1年が経った。
いろんなお客さんのいろんな方面・要望のお問合せを受けた。
そんな中で、
旅行会社の必要性なんてほとんどない
↓
旅行会社は必要である
というように、旅行会社にたいする考えは変わった。
まず大切なのは、代理店業務は「知識量」。
例えば広島からロンドンまで行きたい場合、
東京で乗り継いでブリティシュエアウェイズの直行便で行くこともできるが、
直行便の料金は高すぎるので他に良いルートがないかとなるとどうだろう。
広島からだと関西空港から中東乗り継ぎでロンドンまで行けるし、
はたまた、香港(キャセイパシフィック航空)やタイのバンコク(タイ国際航空)乗り継ぎでも可能である。
さらに、就航曜日を覚えていれば、週3,4便就航のシンガポールまでの直行便を使って安価にロンドンまで行くプランを案内できたり、イギリスは空港税などの税金がほかのヨーロッパの国と比べ極端に高額なため、行きはロンドン、帰りはフランスからといったような当初お客さんの考えてもいなかったプランの提案ができたりする。
もちろん、お客さんの意向を伺いながらではあるが。
最近は、スカイスキャナーなどの行先や日付を入力すれば
とてつもなく安いものから非現実的な乗り継ぎ時間のものまでずらりと出てくる。
でも「この曜日はこの航空会社は就航してないから翌日帰着のほうがいいよ」とか「東京より関西出発のほうがおすすめだよ」といったような提案はしてくれない。
結論としては、
ネットは調べたこと以上の情報は得られない。
しかし、
代理店だといろいろな知識からお客さんにベストな便を提案できる。
何十通りある目的地までの行きかたの中で、
自分の納得のいくパターンを見つけてくれるのであれば
そのために支払う手数料も納得がいくと思う。
でも、旅行会社も今後専門分野に特化していかないと難しくなるのではないかと思う。
一つの代理店にヨーロッパであればすべての国に行きました、だったり、アメリカに1年住んでましただったり各方面に特化したスタッフがそろっていれば良いがそうでない場合は、スタッフは皆、パンフレットでその方面を勉強したり、ネットに書いてあったことをそのままお客さんに情報として伝えるようになる。
いくら勉強をたくさんしたからっといっても、
実際に行ったことがあるのとないのでは説得力が変わってくる。
どうしても行ったことがない人の案内のほうが薄っぺらくなる。
それっぽく話してもお客さんは見抜く。
最近、僕はファミリーレストランの「ガスト」に行かなくなった。
個人的な感想だが「ガスト」にはあまり特徴がない。
すごくおいしい「なにか」があるわけではなく
どのメニューも「普通においしい」といったところか。
だから行かない。
ハンバーグが食べたくなれば「ココス」や「びっくりドンキー」に行くし
ちょっとリッチなメニューが食べたければ「ロイヤルホスト」に行く。
パフェやコーヒーが欲しければ「コメダコーヒー」行く。
何が言いたいかというと、
何にも特化していない「普通」の店じゃあつまらないということ。
だから、旅行代理店で働く僕をはじめひとりひとりは
ほかのスタッフとは違う「何か特別なもの」を生み出さないといけない。
僕は「普通」じゃない社員を目指す。
P.S.
約2か月ぶりの投稿となる。
04/20にスウェーデン出身の世界的人気DJ「AVICII」が亡くなった。
彼の音楽と出会ったのは、学生時代のロンドン留学。
同じ寮のルームメイトだったスペイン人のミゲルが
ノリノリで一人聴いていたのを後ろで聴いていた。
ミゲルが聴いていたのは「HEY BROTHER」。
そこから僕もドはまりした。
今後彼の新しい曲が聴けなくなると思うととても悲しい。
RIP AVICII