スリランカ慰安旅⑥~キャンディ編~
ども。
ドライバーを雇って1日目の夜。
ホテルに着くころには辺りは真っ暗。
1泊目のホテルはシギリヤエリアの3スターホテル。
一人旅では、ゲストハウスのような安宿に泊まるのが常でしたが
今回は、ホテルはドライバー雇用時の60000円に含まれているため、
全てコーディネーターのクマルに任せていた。
まあ、一人で使うとなうと3スターホテルなんざすべて豪華。
贅沢すぎる宿だ。
さん)明日から、日本語が話せるドライバーが来る。お前がクマルに言ったのか?
わい)うん。全部クマルと話した。
スリランカ3日目。
朝起きると、サンパタの車はなくなっていた。
彼はサヨナラも言わずに帰っていたのだ。
朝食を食べ終わると、1台の車が来た。
⁇)ニーシャンです。
クマルの言った通り、日本語が話せるドライバー ニーシャンがやってきた。
彼もまた、日本の車関連の仕事をしに、数年日本で生活をしていたという。
こういう境遇の人たちがスリランカにはどうやら多いらしい。
ただ、人当たりもよく、英語も日本語もつたないが話すことができる。
わい)機能は散々だった。サファリにスパに高すぎてどれも行っていない。行く場所行く場所で高額なお金を請求されてうんざりした。ニーシャンはこの気持ちわかるか?
にし)わかるよ。ただ行く場所は決まっていて、もし行っていないとクマルにばれるからサンパタも仕方なかった。僕なら知り合いの安い場所も知っている。ただ、クマルにばれるといけないから秘密にしていてくれ。
ええやつやん。
非常に物分かりの良いやつだった。
今日のルートは
シギリヤ
↓
古都 キャンディー
↓
茶畑に囲まれた町 エッラ
となったが、当初エッラはコーディネーター クマルがざっくりと立ててくれたプランの中には組み込まれていなかった。
本来であれば、キャンディーにそのまま宿泊する予定だったみたい。
だが、この町を空港で出会ったファイイズが勧めてくれたので是非とも足を運びたいと思っていた。
くま)エッラは少し遠い。空港ではエッラに行きたいなんて言っていなかったじゃないか。エッラには行けないよ。
当然、そんなのでは引くわけない私。
わい)んなの空港着いたばっかでどこがいいとかわかるわけないだろ!俺は、6万でドライバーを雇っているんだから好きなところへ連れて行ってくれないとおかしいだろ!
くま)いや、だが無理だ。キャンディーでもうホテルを手配しているし、遠いからガソリン代も当初の見積もりよりもかかってくる。
ニーシャンは隣で同情してくれている。
だが、僕はもうエッラの魅力に惚れ込んでいた。
インターネットでこんな風景見せらられたら行くしかないやつやん!
茶畑に囲まれた町、そしてハリーポッターを連想させる鉄道橋。
素敵やん°˖✧◜✧˖°
ただ、地図を見ただけでは容易に行けると思っていた。
:
※僕たちが通ったのは、ヌワラ・エリヤを通るルート
ニーシャンも、エッラまでは遠いと言っていたし、
チップをあげるからクマルに内緒でエッラまで行ってくれないかと頼んでも無理だった。
車にレコーダーがついていて、どこに行ったかがバレるらしい。
わい)それなら、キャンディーで個人的に僕がドライバーを探すよ。そして、そのエッラを見て回り、その日中にまたキャンディーへ戻ってくる。それでいいだろ?
早朝、シギリヤを出発し、昼過ぎにキャンディを出たとして、エッラまでの往復は9時間。なんとか行けるだろうという算段だった。
にし)それなら大丈夫だと思うからクマルに言ってみる。
5分後。。。。。
くま)40ドルでどうだ。
=また金とるんかい!=
わい)だから自分で行くから、もうお前を頼りません!!
くま)じゃあ30ドルにする。
だから、金の問題じゃねえ!!おれはもうこれ以上お前に1円も払いたくない
というのが心の声だった。。
10分後、
結局クマルからニーシャンに追加代金なしでその日中にエッラまで行くよう電話が入った。
・・・勝った。
お昼12時くらいにキャンディに到着し、
仏陀の歯が納められている佛歯寺(スリダラダ マリガワ)へ観光した。
お寺内も素通りでゆる~く回ろうと思ったがガイドが付きまとってくるから渋々お願いした。
あんまり頭に入ってきていないが、スリランカの歴史や寺内の壁画や模様を知ることができた。
が、やっぱりあんまり感動しなかった。
どうしてだろう。。。
なんか、これまでいろいろとヨーロッパの教会やトルコのモスクなんかを見てきたからもう教会、お寺系の観光地は心に響かないのかもしれない。
ガイドにチップを払い早々とキャンディを後にした。
街を離れる前、丘の上からキャンディの湖がきれいに見える場所があったので1枚。
そして、いざエッラに向かう。
Google mapでは4.5時間の道のりである。
予定通り13時過ぎごろキャンディを出たので、
18時くらいにはホテルに着くだろうと思っていた。
が、
やま。ヤマ。山。
標高1000mを超えるような高地を茶畑に囲まれたグネグネ道をひたすら走る。
思うようにスピードも出せない。
ただ、空気も澄んでいて景色も最高である。
途中、通過したヌワラ・エリヤはかつての英国人の避暑地。
イギリス文化が色濃く残り、
ゴルフ場、競馬場、クリケットスタジアムもある。
この辺り一帯の茶畑を経営している会社の一つは「DAMRO」。
インドの会社みたいで、どこを走ってもこの会社の看板に出くわす。
そんなこんなで、気づけば辺りは真っ暗に。
エッラの町に着くころには7時くらいで、
クマルが手配したホテルはエッラの町の中心から少し離れている。
山の中なので、インターネットは圏外に。
ニーシャンもホテルの場所は把握していない。
どんどん辺りはは舗装されていない道へ。
クマル怒ったのかな?
とか思いながら、さすがにスリランカの山の中でちょっと日本語が話せる奴と死ぬのだけはごめんだと祈りながら30分ほどこんな道をひたすら走った。。。
着いた。
生きていることを実感しながらチェックイン。
ココナッツのお酒で乾杯し、夕食にありつけた。
写真の食事は、スリランカ名物「Devilled chicken」。
ピリ辛のたれで炒めてあるものだが、美味。
ココナッツのお酒も、ウイスキーのような感覚で飲める。
この日は、エッラ着が真っ暗だったため、観光は翌日!