台風で予約便がキャンセルに。そのとき旅行会社では何が起こっているか。
ども。
ひとこと言わせて。
今年台風多すぎん???
今年は6月くらいからず~っと台風にやられ、対応に追われていました。
去年とは比べ物にならない回数の台風がまるでレールを引かれたみたいに日本をきれいに縦断するし。。
最初は沖縄旅行中のお客さん→福岡発のお客さん→広島発のお客さん→関西発のお客さん→関東発のお客さん
みたいな感じで、次から次へと対応に追われる日々が続いていたのです。
こ~んな感じで毎回毎回日本をきれいに通過する。。
まさに、ケイスケ〇ンダの
「シンジ、ちょっと右」
ならぬ、
「ニッポン、ちょっと右」
に、寄ってくれればまだ楽なのにと常々思っていました。
分かっています。
一番大変なのは、お客さんです。
せっかく数か月前から旅行を計画して、いざ出発!となったら台風で飛行機飛ばない?
たまったもんじゃないですね。。
しかも、飛ぶか飛ばないかわからずにとりあえず空港に行かないといけない?
しかも、新幹線止まってる?!
せっかくの休みがぐちゃぐちゃです。
「旅行会社なんだから何とかしてよ~」
と思うのも当たり前。
そこで、今回はもしも台風で、せっかく予約していた旅行がキャンセルになったとき、
旅行会社では何が起こっているのか書いていきたいと思います。
◆旅行会社で予約している場合◆
パッケージプランの場合、往路の欠航が決まるとキャンセル料なしのキャンセルができる対象になります。
しかし、、
素直にそのままキャンセルであればぜんぜん問題ないですが、
欠航発表の前に欠航になりそうだからということで、
例えば1便ずらして手配できないか、や、次の便に振り替えができないか
などの交渉は基本的には予約した旅行会社で承るようになります。
ただ、旅行会社を通しても交渉するのは旅行会社です。
台風時は特にそのお客さんだけに対応できれば問題ないですが、
一度に5,6組のお客さんの対応をすることがほとんどです。
それに、来店したお客さんの対応等も行うため、
1組のお客さんのために全身全霊をかけて対応できるかと言えば不可能なのです。
旅行会社も航空会社が用意している旅行会社用の電話で対応しますが
一般のお客さんが電話をして対応してもらうのとなんら対応方法は変わりません。
しかも、回線が一気に込み合うので電話がほとんどつながらない。。
電話のオンフック機能で航空会社が電話に出るのを待ちますが、接客等もあるためずっと自分のデスクについておくことはできません。
そうなると、ずるずるずるずる対応が滞ってきます。
つまり、旅行会社で予約をしていると
①旅行会社に変更・交渉のお願いの電話
②航空会社に変更・交渉の電話
③お客さんに結果報告と最終確認
④航空会社に結果報告・変更
この4つの大きな壁を超えないといけない。
①~④どれも回線多寡。
なかなか電話はつながりません。
LCCの場合2時間3時間電話がつながらないこともざらにある。
これだと、結局は自分で予約しておいたほうが良いんじゃない?と思う
―その通りなのである。
自分で直接航空会社でチケットの手配を行っていると、
②航空会社に変更・交渉の電話
のみで済む。
航空会社が悪いのか、旅行会社が悪いのか。。
旅行会社で予約をするとどうしてもイレギュラー対応時は
対応が遅くなる。
それに、営業時間外だと変更したいのに電話がつながらない、なんてこともあり得る。
旅行会社で予約をすると、旅程の管理等を任せられるので便利ですし安いときもあります。
ただ、1度にたくさんの記録を管理しているものが台風時には1度に問い合わせが来るため対応しきれない場合もあります。優先順位をつけて業務を行うようになるので、
そういった場合は自分で航空会社で直接購入して自分でなんとかできる法が良い場合もあります。
旅行会社に旅行を頼むのも
自分で手配するのも
一長一短あります。
もう台風はこりごりです。