ジョルダンの旅ブログ

旅行ではなく旅が好き。 TOURISTではなくてTRAVELERです。 仕事をしながら時間を作っては 世界のあちこちを旅しています。 秘境・廃墟・絶景や、 その土地での人・文化・伝統との出会いを求めています。 これは旅をテーマにしたBLOGです。

コロナのせいで旅行が台無しに!キャンセルしようとしている人や旅行に行きたい人はこれを見て!みんなの質問にお答えします

コロナが流行

 

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ども。

 

久々の更新になります・・・

 

2月に入ってから世間はコロナコロナコロナ・・・・

旅行・観光業界をはじめ、世界経済は今窮地に陥っています。

 

武漢から始まったウイルスが日本も蔓延し、

ダイヤモンドプリンセスのクルーズの件で

一気に日本にはコロナ=恐怖というレッテルが貼られてしましました。

そのうち、政府が小学校~高校生までの春休みの期間までの休校要請と、

イベント・不要不急の外出の自粛要請により

海外旅行や人の多く集まる場所に行く=悪

とされつつあります。

 

2月・3月・4月の旅行をあきらめた人はたくさんいるけど、

まだ旅行自体をどうしようか考えている人もたくさんいる。

 

この記事で伝えたいことは、日本の医療機関は優れているのでコロナなんか気にせず旅行すべきということや、

コロナにかかったとしても風邪のような症状だから安心してくださいというような

楽観的なことではなく、

今なお、3月・4月の旅行を取りやめず、

わずかな希望を持って出発しようとしている人たちの質問にお答えしていきます。

 

現在、旅行会社に勤めていてもいろんな方々から質問をいただきます。

その大半が今の会社ではどうしようもできないことです。

でも皆さんのご質問やご心配な気持ちは僕も理解できます。

そこで、客観的に抱いているだろう質問にお答えしていきます。

 

質問①どの情報を信じればいいの?

 

現在、毎日のようにいろいろな国で入国規制が設けられたり、

入国規制の対象国が更新されたりと

ニュース、新聞、ネット、ラジオで情報が錯そうしています。

正直、どの旅行会社のスタッフもすべてを正確に把握している人はいないと思います。

一昨日の段階で韓国・中国から日本への渡航者の14日間の隔離措置を

政府が決めたと思えば、昨日、

そもそもこれまで必要のなかった90日未満の滞在の韓国渡航の際のビザ免除を

無効にしたりと1日、2日だけで目まぐるしく状況が変わっています。

そこで、確認すべきは外務省の公式ホームページです。

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限がこのリンクでわかります。

その他のサイトが出している情報に関しては、

外務省の判断を受けて上記リンクより情報を獲得しているものになるため、

情報収集にタイムラグが発生したり政府として公式の情報ではない可能性もあります。

また、外務省の「たびレジ」は指定の国を登録しておくと、

その国の渡航情報や危険地域情報などが更新されれば

その都度情報がメールで送られてくる便利な無料のサービスです。

海外へ渡航される皆様へ

なので、

まずは外務省の公式ホームページ「たびレジ」で情報を収集しましょう。

質問②入国規制がかけられて出発できない場合はどうなるの?

この質問むちゃくちゃ多いです。

予約している旅行形態によって対応は異なります。

募集型企画旅行の場合、いわゆるパッケージツアーで予約をしていると、

お客様を旅程通りの内容で出発してもらうということが前提にあるので

そもそも入国規制のせいでその国に入れないとなるとキャンセル料なしでキャンセルができる特別キャンセル措置対応となる場合がほとんどです。

 

各大手旅行会社4社の対応方法は下記の通りです。

 

JTB・・・3/31までのツアー(中国・韓国・北イタリア*注

新型コロナウイルス感染症発生に伴う弊社海外旅行の取り扱いについて

注:北イタリアとはイタリア ロンバルディア州(州都ミラノ)、
ヴェネト州(州都ベネチア)、エミリア=ロマーニャ州(州都ボローニャ)の地域

●HIS・・・3/31までのツアー(中国・韓国・北イタリア・インド・イスラエル・韓国乗り継ぎのベトナム

www.his-j.com

 

日本旅行・・・3/31までのツアー(中国・韓国・北イタリア*注

www.nta.co.jp

 

阪急交通社・・・該当地域への渡航予定の方に直接案内(具体的な日付はホームページ上では明記しておらず)

blog.hankyu-travel.com

以上のようになっており、

注意点としては現在特別返金措置をとっているのが3月31日発までということだ。

つまり、4月以降の予約に対しては会社としても今後のコロナウイルスの拡大の状況を

見て慎重な判断が必要になるため、まだ、はっきりとした回答を出してはいない。

ようするに、3月8日現在、4月以降の予約をキャンセルするとなると

自己都合のキャンセルとみなされるため通常の取り消し規定が適用となる。

※通常ツアーのキャンセル料は30日前より発生。

そのため、もう少し様子を見て判断するのがベストではないだろうか。

 

上記募集型企画旅行の際の対応に対し、

手配型旅行、いわゆる航空券は航空券、ホテルはホテルといったようにパーツごとに購入している旅行の場合

対応方法は各航空会社が示している対応通りとなる。

 

入国規制によって目的地に入国するのが困難になった場合、

予約便に何らかの影響があるのがほとんどです。

※出発が先の場合は直ちには影響がない場合もあります

予約便が運休になった場合は、自動的に航空会社から代案を提示されますが、

その代案に納得いかなければほとんどの場合キャンセル料なしで払い戻しが可能です。

ただ、「ほとんど」という言葉を使ったのは確実なことではないためです。

これまで見たことはありませんが例えば航空会社がもう払い戻しはできませんと言えば、払い戻しはできないのです。

LCC(格安航空会社)で予約をしているとその可能性もあるので、

まずは予約している航空会社のホームページを見てみましょう。「〇〇航空 コロナ」みたいな感じで調べれば、

その航空会社の現在の対応方法が出てきます。

ここで注意点ですが、

手配型旅行の場合、旅行会社を通して航空券を予約をしている場合は

運賃+税金(燃油サーチャージ等)=航空券代金

に加え、手配手数料が上乗せされている場合がほとんどです。

ネットを通しての予約だと手配手数料が発生していないケースが多いです。

手配手数料はあくまでも手配時にかかる代金になるため

たとえ航空会社がキャンセル料無料の

特別払戻措置を講じたとしても

基本的には手配手数料分は払い戻しができません。

なお、募集型企画旅行は手数料はかかりません。

 

まとめると、

募集型企画旅行のキャンセル料無料の払戻措置は催行会社、

手配型旅行は航空会社

の判断に基づいた対応になります。

質問③渡航後に入国規制が行われた場合どうなるか

この点が、4月くらいまでの旅行を取りやめた方の最も大きい理由ではないでしょうか。

 こうなってくるとその国のルールに従うしかありません。

該当国から日本に入国する場合、

2週間隔離ということであればその指示に従うほかありません。

が、

いきなり「今日からその入国規制が行われますよ~」

ということにはならないと思いますので、

入国規制が適用になる前に、帰国することが先決です。

変更するにしても、

質問②の対応方法がベースとなります。
また注意点として、目的地の滞在履歴がある人には入国規制がかからないが、

例えばあその目的地まで行くためにどこかを乗り継いでいく場合。

その乗り継ぎ地の滞在歴・立ち寄り歴に関して入国規制がかけられても

隔離等の対象になってくるので忘れずにチェックしよう。

 

 質問④コロナはいつ終息するの

誰にも分らないです。

ただ、この後予想されるのは2~4月の旅行を取りやめた方々が夏の旅行に目を向け始めることです。

こうなってしまうと直前の出発だとなかなか安く航空券を買えないということです。

飛行機の料金は飛行機の空き状況と比例します。

空き状況が込み合ってくると航空券代金は高騰します。

通常3月の前半あたりはゴールデンウィークの予約がピークを迎えるが、

この状況を鑑みると夏の旅行商戦が動き始めるのは例年よりかなり早いことが予想されます。

夏の旅行は動き出すのであれば今日からをオススメします。

 

質問⑤今旅行するとしたら?

コロナの影響で日本の国内の旅行も、

主な観光施設が閉まってしまっているため満足に楽しむことはできません。

個人的な今のオススメはハワイです。

 

・アジア線は運休・減便が相次いでいるのでリスクが高い

・ヨーロッパもいくつかの観光施設が閉まっている

アメリカは現在かなりのドル安

・暖かい地域になればウイルス感染のリスクは少なくなる

 

以上、これら4点の理由からハワイがオススメです。

航空券もかなり安いです。

ただ、今はどの方面だって確実な方面などありません。

常に運休・減便のリスクと隣り合わせですが、

この記事でお伝えした対応方法をもとに万が一の時は対応しよう。

そして、何が起こっても大丈夫と思っていただければ僕もうれしいです。

 

まとめ

要するに大切なことはあらゆるリスクを考え、

もしもイレギュラーな事態が起こった時に落ち着いて対応できるか。

また、事前の情報収集がカギを握ります。

旅行会社は現在どこもてんやわんやで常に目まぐるしく変わる情報の嵐にさらされています。

まずは、ご自身で得れる情報は事前に得てください。

ネットで予約している航空会社の対応方法、

ツアー契約を結んでいる旅行会社の対応方法、

これらを事前に調べたうえで電話するようにしてください。

もしかすると電話自体しなくてもよくなるかもしれません。

お願い

 春の旅行が台無しになり、気を落としている方や

いらだっている方は多いと思います。

学生は特にせっかくアルバイトをして貯めたお金がキャンセル料として消えていくのは

なんとも僕も心苦しいです。

ただ、旅行会社をそのストレスを発散するためのハケ口にはしないでください。

せめて、この記事のコメントに「コロナチクショー」という思いをぶつけてみてください。

共感できる人がたくさん見てくれるはずです。。。

僕も何かしらのコメントを返します。