ジョルダンの旅ブログ

旅行ではなく旅が好き。 TOURISTではなくてTRAVELERです。 仕事をしながら時間を作っては 世界のあちこちを旅しています。 秘境・廃墟・絶景や、 その土地での人・文化・伝統との出会いを求めています。 これは旅をテーマにしたBLOGです。

【留学先で迷う学生へ】イギリスとブルガリア2ヶ国を留学した私が伝授する自分に合った留学先の選び方とは

学生時代、英語の先生になることを夢見て2か国を留学した。


ブルガリア, フラグ, 国旗, 国, エンサイン, シンボル, 国家の旗, 状態, 国民の状態, 国籍, 記号

 

イギリスブルガリアである。

 

ロンドンの語学学校に1か月、

ブルガリアの首都にあるソフィア大学の教育学部で1年間留学した。

 

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イギリス リージェントパーク

どちらも、ヨーロッパの国ではあるが

生活水準は対照的である。

言語も文化も異なる

 

そんな2ヵ国で留学を経験したからこそ、お伝えできることがある。

 

大学生活は4年間、金銭面的な問題もあり、1年間の留学なんて、ほとんどはできても4年間で1回のみになるだろう。

だから、留学先で

 

「あの国に留学しておけばよかった」

 

といったような後悔はしてほしくない。

 

「留学はしたいがどの国へ留学したらいいかわからない」

そんな悩める学生の助けになる記事になっている。(つもり)

 

 

ロンドンとソフィア。

 

留学先の方面としては、王道方面とマイナー方面。

 

なかなか好きでソフィアに留学しようとは思わない。

 

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ブルガリア ソフィア 学生の街

【生活】

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ロンドン市内

 ロンドンへ留学すれば、語学学校もたくさんあるし、日本人もたくさんいる。日本食レストランもたくさんあるので、日本食ロスにはならない。英語に関しては、生活の中で磨きをかけていける。ただ、難点は物価の高さである。市内のレストランに行けば必ず1500円は超える。

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ブルガリア サッカー場

 ブルガリアのソフィアの留学になると、まず言語がブルガリア語になる。EU加盟国ではあるがほんの20数年前までは、ブルガリア人の学校の第二言語はロシア語を勉強

していたため基本的に若者以外は英語が通じない。英語が話せたとしてもなまりはかなり強い。また、日本人は少ない。1年住んでみても、日本人観光客の集団やバックパッカーを見たことは一度しかない。日本人がいるとすれば、私みたいな留学生が数人と日本語を教える先生、あとは領事館関係で働く方々のみになる。食に関して言うと、日本食はかなり少ない。東ヨーロッパの日本食の流通自体がほとんどない。そのため、リアルな日本食レストランはほとんどない。低クオリティーなおすし屋さんはあるが到底行けたものではない。物価はかなり安い。何を買うにしろ、衣類を除けば日本の値段の約2分の1で買えるのでかなりぜいたくな暮らしができる。

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ブルガリア ヴェリコタルノボ(琴欧州の出身地)

 とまあ、簡単に二つの特徴を述べた。留学する目的によっても、どの国を選ぶかは異なってくると思う。次に二つの国のメリットデメリットをまとめた。

 

【メリットとデメリット】

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ロンドン リッチモンドパーク

〇イギリス留学のメリット

 ・母国語は英語のため、言語能力は上達しやすい

 ・日本食に困らない

 ・地下鉄が発達しており市内の移動は大変便利

 ・プレミアリーグの試合を生で観戦できる

 ・「シャーロックホームズ」や「不思議の国のアリス」など、

  有名な文学作品の舞台となった場所に簡単に行ける

 ・博物館には入場料無料で入れる

 ・ユーロスター(鉄道)で気軽にフランスやベルギーなどに旅行に行ける

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ロンドン市内 劇場内~チャーリーとチョコレート工場

〇イギリス留学のメリット

 ・物価が高い

 日本人コミュニティーで変な安心感を持ってしまう

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ロンドン ピンポンバー

 

🔴ブルガリア留学のメリット

 ・物価が安い

 ・ブルガリア語を学べる

 ・日本人同士の絆が固い

 ・LCCやバスを使ってヨーロッパ中を安価で旅行できる

 ・言語だけでなく、法律や政治など様々なことを勉強している学生と友達になれる

 ・地名そののものが「学生の街」と呼ばれるエリアがある。

  直径5kmくらいのそのエリアには、学生用に建てられたアパートや

  格安のスーパーマーケット、ナイトクラブやバー・カフェがたくさんある。

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ソフィア 学生の街

 

🔴ブルガリア留学のメリット

 ・インフラ整備がまだまだ。コンクリが割れた歩道や、道路がたくさんある。

  また、お湯もよく出なくなる。

 ・公共の場では基本的にはブルガリア語での対応になる

 ・大学教授でさえ完璧に英語が話せる人はほとんどいない。

 ・ブルガリア人は時間を守らない・仕事がゆるい

 ・授業はALL ENGLISHではない

 

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ブルガリア ビディン

※いくつかメリット・デメリットを上げたが少し補足説明をしたいので、

補足をしたい項目についてはオレンジで色を付けた。

 

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ソフィア マクドナルドゆる~いドナルド

 

日本人コミュニティーで変な安心感を持ってしまう

これはどいういうことか。

留学して間もないころというのは、日本語を話せる環境にいると妙な安心感を覚えてしまう。イギリスには、留学生以外にもワーキングホリデーや仕事などで生活している日本人がうじゃうじゃいる。彼らには彼らのコミュニティーがあり、一緒に食事をしたり、旅行したりするようになる。だが、本来の留学の目的を考えたときに果たしてそれがいい判断であろうか。周りを見るといろんな国から留学に来た学生がたくさんいる。ホームステイなどで友達を作る機会がなければ自分で作ればい。"MEETUP"や”COUCH SURFING”(先日紹介したので内容は割愛)などネットを使えばいくらでもきっかけなんて作れる。

 

日本人同士の絆が固い

今度は逆に日本人同士の絆の話である。

どっぷりとした安心感は持つべきではないが、多少は必要になってくる。

安心感で終わらず、そのコミュニティーがお互いを高め合えるものであればいいだけの話なのだ。ブルガリアには日本人は極めて少ない。そのため出会う日本人は、ブルガリアや日本にとって非常に価値がある人だったりする。

ブルガリアの学生に日本語を教えている方や領事館関係の仕事をしている方など幅広く知り合うことができた。それによって、ブルガリア人の日本語学習者との関係を構築できたり、領事館で働くとはどういうことかということも知ることができた。

日本人が少ないからこそ、出会う日本人同士の絆は非常に固かった。

 

公共の場では基本的にはブルガリア語での対応になる

最初の数か月はこれは私にとって非常に大きな問題であった。

大学の事務も、郵便局での手続き、寮の管理人みんな英語が話せない。

ストレスにはなるが、こういったとき、近くの誰かが助けてくれる。

感謝である。

 

ブルガリア人は時間を守らない・仕事がゆるい

イギリスでは特に気にならなかったが、ブルガリア人は仕事がゆるい。時間も守らない(人が多い)。大学の留学生に関する事務があるのだが、各手続をしてもらうのに、この日までにすると言っておきながら、「忙しいから」「来週まで待って」「日曜日があったから」など言い訳ばっかり。挙句の果てには同じブルガリア人もあきれている。

 

授業はALL ENGLISHではない

私はソフィア大学の教育学部に在籍していたのだが、ほかの留学生も少ないということでブルガリア人の学生に混ざって授業に参加していた。そのため、授業は基本的にはブルガリア語。どうしたかというと、隣に座っていた英語ができるブルガリア人の友人に英語に訳してもらっていた。ただし、経済学部など人気の学部になれば、留学生の人数も多いので、留学生だけを集め授業が行われていた。

 

 

とまあ補足はこんな感じである。

 

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ロンドン

【総括】

きれいな英語を学びたいのであれば、

ロンドンへ行け。

でも甘えるな。

 

留学なんて自分次第。都会に行けば甘~い誘惑はたくさんある。

それらを跳ねのけて濃い一日一日を過ごせば必ず身になる。

ロンドンやアメリカに留学したからと言って絶対英語が話せるようになるわけではないし、成功した奴はみな留学先で努力している。

 

楽しそうな日本人コミュニティーがある。

毎晩のように女の子とナイトクラブに行って明け方まで過ごす。

 

日本人だけではなく、ちゃらんぽらんしているのはどの国にも必ずいる。

付き合う人を見極め、留学を充実させよう。

 

お金に余裕がない?

じゃあ東欧の大学を選べ。

そして大きな目標を持とう

 

ブルガリアをはじめ、ハンガリーチェコなどは日本に比べかなり物価が安い。

しかも、大学が提携を結んでいると、返さなくても良い奨学金が出たりして金銭的な負担はほとんどないような状態になる。

言語が英語ではないのはあまり気にしなくても大丈夫。

学生同士のやり取りは英語で行われる。

きれいなアクセントなどは極めることはできないが、「伝える」という面において

かなり英語は上達できる。

そして、ぜひ「英語を学ぶ」以外の目標を掲げてほしい。

英語を上達させることなんか目標にしなくても友達同士のやりとりで欠かせないものになるのだから、上達するのはそもそも当たり前なのである。

そのため、東欧の留学に関しては、「英語の語学力向上」より一歩進んだとこから目標を定めてみてほしい。「ヨーロッパの教育学を学ぶ」などなんでも良い。

 

結局、どこの国に行くにしろ、大切なのは自分のモチベーション。

ただ、その国じゃないとできることできないことがあるからそれは事前に確認が必要である。

 

と、いうことで、学生の皆さん、

良い留学生活を!!!

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ロンドン