ジョルダンの旅ブログ

旅行ではなく旅が好き。 TOURISTではなくてTRAVELERです。 仕事をしながら時間を作っては 世界のあちこちを旅しています。 秘境・廃墟・絶景や、 その土地での人・文化・伝統との出会いを求めています。 これは旅をテーマにしたBLOGです。

知ってる? LCC(ローコストキャリア)を更に超える安さの"ULCC(ウルトラローコストキャリア)"とは?!

海外旅行をしたことがある方であれば誰でも知っているであろうLCC(ローコストキャリア)。

いわゆる、「格安航空会社」である。

 

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料金が安い代わりに、荷物規定が厳しかったり、シートピッチが狭かったり、

機内サービスが有料になったり。。。

 

それらを納得した上での購入であれば何も問題はないし、

費用をなるべく安く抑えたい方にとってみればありがたい。

 

最近そのLCCを超える安さを持つ“ULCC(ウルトラ)”という言葉が少しずつ世界に浸透していっている。

通常のLCCと何が違うのか。

 ※ちなみに日本にはまだまだULCCは出てきません。日本の航空産業関係の規定がほかの国と比べかなり厳しいためです。

 

LCCがフルサービスキャリアよりも安く費用を抑えるために、

様々なサービスを有料にしたものである。

 それに対して、ULCCはそのLCCよりもさらにそぎ落とせるサービスをとことんそぎ落としたキャリア。

まずは、いくつかULCCと呼ばれている航空会社をあげてみます。

 

SPIRIT AIRLINES(アメリカ)

Spirit Airlines | flights, check-in, boarding pass, flight status, vacations

SPIRITはアメリカを代表するULCCと言えるでしょう。

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ホームページにてどの方面にどこから飛んでいるのか一目でわかります。

アメリカをはじめ、いくつかの南米都市にも就航しています。

ヨーロッパのULCCに比べると金額自体はあまり安く見えませんが、

アメリカ国内の他の航空会社と比べるとその安さがわかります。

後述しますが予約前に事前に知っておいたほうがいいことなど、注意点等、いくつかあります。

RYAN AIRアイルランド

www.ryanair.com

 航空会社コンセプトは、バスや地下鉄を使うように気軽に利用できる飛行機。

 アイルランドのダブリンを本部に置いている。

 検索日:2018/05/17 DEP. 2018/06/18 ミラノ→ベルリン ※片道

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往復だとさらに安い。

検索日:2018/05/17 DEP. 2018/06/18 ARR.2018/06/26

ブリュッセルバルセロナ ※往復

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さすがULCCといったところか。

様々なデメリットもあるが、それはまた後程紹介する。

まずは、どれだけ安いかを感じていただきたい。

また、ホームページのルートマップより、どこからどこのフライトが飛んでいて

安い日はいつなのかということが一目でわかるようになっている。

ぜひ活用しよう。

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https://www.ryanair.com/gb/en/cheap-flight-destinations

WIZZ AIRハンガリー

以前も何度ブログで紹介した、WIZZ AIR

私も学生時代に何度お世話になったことか。

この航空会社は拠点がハンガリーとなるため、東ヨーロッパのフライトが多めとなっている。

wizzair.com

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ご覧の通り、WIZZ AIRにも見やすいディスティネーションマップがある。

希望の出発空港をクリックすると、出発空港から出ている空港だけがピンクのポイントで残る。ロンドンはルートン空港(主な国際空港はヒースローとガトウィック)になるが、料金もRYAN AIRLINE並みに安い。

 

SWOOP AIRLINES(カナダ) 

www.flyswoop.com

続いてカナダのULCC。

カナダのLCCのWEST JETという航空会社が設立したキャリア。

2017年設立のため真新しい航空会社となる。

コンセプトムービーみたいなものもある。

チケット購入時には「席」のみを購入。

その後、機内食や座席指定、荷物に関しては追加代金という形で希望者のみ支払うようになっている。

つまり、レストランなどの「アラカルト形式」で席以外のサービスを購入していくようになるといったもの。

 

また、6月20日から新たに始まるメニュー(サービス)に

「トイレの有料化」

がある。

本当に実装されるかは定かではないが、

いろいろと、物議を醸しだしそうな話題である。

 

ただ、安い分いろいろと「不便さ」もあります。

 

WEST JETをはじめとするSWOOP、実は便数の拡大の話も出ており、

もしかすると近々日本にも就航する日が来るかも??

 

 

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というような感じです。

ただ、それぞれのULCCの名前でネット検索をかけてみると

「OO利用時要注意!!」「OO会社にはがっかり!!」「OOは使うな!!」

など、否定的なコメントが多いことは事実です。

 

そのため、まだまだLCC自体に嫌悪感というか不審感を抱いている方は多いと思います。

確かに、LCC,ULCCともに安い。

ただ、安いのにはきちんと理由があります。

それらを注意点として、いくつか挙げていきます。

 

【ULCCのデメリット】

出発時間

 ULCCは大きな航空会社が飛ばないような、早朝や深夜の時間帯のフライトがほとんど。安い!と思って飛びついて、いざ日程を確認すると始発以前の時間のフライトだったということも。気を付けて。

発着空港

 ULCCは一般的に主要都市から少し外れた空港で就航していることがほとんど。

WIZZ AIRであれば、ロンドン行きのチケットかと思い購入すると、利用空港がルートン空港なんてこともある。(ロンドン中心部から50KM以上離れている。ちなみに、主要国際空港のヒースロー空港はその約半分の距離)

購入時は、空港の位置なども確かめておくこと!

Eチケットレシートの事前印刷

 Eチケットレシートはかならずプリントアウトして持っていきましょう、

ULCCは持参しなかった人に厳しく罰金を科します。※だいたい5000円から10000円

荷物規定

 通常、大きな航空会社となれば、飛行機に預けれる荷物は30KGや23KGまで。

LCCでも15KGまでだったり。しかし、ULCCはそもそも受託荷物に代金を要求します。

更に、追加を事前に払って当日、航空会社の定める追加代金分の重さを超えてしまった場合もさらに高額な代金を請求されるので注意が必要。

受託手荷物なしのバックパッカーなんかにお勧めできる。

チケット自体は安かったが、荷物を合わせると結局フルサービスキャリアとさほど変わらなかった。。。

なんてことにならないように、規定はしっかりと確認が必要である。

 

はい。

いかがでしたでしょうか。

今回は日本ではまだなじみのないULCCの紹介でした。

みなさん、どんどん旅をしましょうね!!