ヨーロッパで一番標高の高い村へ行ってきた話② ―ジョージア(旧グルジア)トビリシ―
さてさて、
ディトとのジョージア旅だが、
首都トビリシを夜21:00くらいに出発。
小さなマイクロバスに満席状態で詰め込めれそこから
ヨーロッパ一標高の高い村ウシュグリを目指す。
トビリシのメインストリートを歩いてみても
ウシュグリ行きのツアーの代行手配しますよ見たいな看板はたくさんあったが
今回はディトが地元大学生が主催する格安のツアーに予約してくれた。
英語のツアーなどではないがディトがいてくれて話す人はいるし、
「日本人」という普段見慣れないやつがほかのジョージア人に混ざってツアーに参加していたためいろいろ話かけてくれる。
英語の能力は日本人とほぼ同じで、大学生でも簡単な英語をつなぎ合わせながら
会話していく。
僕の独断と偏見だが
ジョージア人女性はかわいい。
アジアの地とロシアの地が丁度いい感じの割合で混ざっていて
絶妙な美しさを持ち合わせている。
トビリシからウシュグリまでは10時間ほどかかる。
今回のツアーでは、途中メスティアという村を中継地点にし、1泊し翌日ウシュグリを目指す。
道中はオフロード。
常に道は凸凹しているしくねくね曲がる。
またジョージア人は大の酒好きである。
ジョージアの蒸留酒「チャチャ」を持ち寄って、バスの中でパーティーが始まる。
山道に入り、標高が高くなってくると石造りの10メートルくらいの塔がいくつも見えてくる。
小さな村が点々としており、一家に1つ、その塔は建てられる。
小さな村も探索しながら、7時間ほどかけてメスティアに到着。
ジョージアで有名なアルペニストなどの歴史展示博物館のようなところがあったり、
炭酸水が湧き出るポイントがあったりする。
牛や豚などの家禽動物たちがそこら中をのそのそ歩き、のんびりした村だ。
夜は参加者みんなが集まって、BBQ。
ディトがジョージア式のBBQを僕に見せてやると言っていた。
炭もコンロもないので、準備は本当に1から。
いい感じの石を拾い台を作る。
枯れ木をそこら中から集め、砕き、火にかけ炭を作る。
手作り木炭がそれぞれ空気を入れると真っ赤に光ってきたら
具材の投入である。
この1から作るというのがジョージア式だそうな。
ワインやチャチャで乾杯し記憶が飛ぶぎりぎりまで飲んだ。
BBQ後は主催者側のサプライズで、点燈上げが行われた。
コーカサス山脈の山々に囲まれた小さな村で
幻想的な夜を過ごした。
翌日。
メスティアから2時間かけてウシュグリへ。
道もどんどんひどくなり、何度もぬかるみにはまりそうになりながら進んだ。
メスティアからキャンプをしながらウシュグリまでトレッキングしている人も見かける。標高が高く、木々が辺りから見えなくなりしばらく走るとウシュグリに着く。
死ぬまでに見たい景色というのはこの景色のことである。
ディト曰く、小さな村々は、ジョージア語の方言も強いため
同じ国の人同士であっても会話できないだろうと言っていた。
ウシュグリからは、
晴れていればアイラマ山も一望できる。
博物館や教会もある。
何がいいってこの大自然。
同じ人間なのにここで暮らす人間は僕たちとは
1段階も2段階も次元が異なったところで生活を営んでいる。
トビリシへ帰った後、
4日目、5日目もディトは僕をいろいろなところへ連れて行ってくれた。
彼の趣味は「登山」
山に登るのが大好きである。